五月人形の供養の時期と方法

男の子の健やかな成長を願い、春分の日から5月5日の端午の節句にかけて飾る五月人形。桃の節句に飾る雛人形は、女の子が結婚するまで飾るのが一般的ですが、五月人形については、いつまで飾るかについての明確なルールがないため、家庭によってその時期が異なります。中には「出すのが面倒になった…」「子供が恥ずかしがるようになった」などといった理由で飾らなくなり、処分する家庭も少なくないようです。

五月人形は何歳まで飾るべきか

五月人形については、いつまで飾るといったルールは定められていません。明治時代以前の風習では、元服(15~17歳)を迎えた後や、親の身丈を越えたら五月人形を飾るのはふさわしくないと教えられていました。また「七五三を終える7歳を無事に迎えれば、大人として成長できる」という考えから、五月人形は「七五三を終える7歳まで」飾るという風習もあったようです。最近では、昔ながらの風習に従う家庭は少なくなっており、「義務教育を終えたら飾らない」「成人式を迎えるまでは飾る」など、それぞれの考え方に従って、処分の時期を検討するケースが多いようです。

五月人形の供養について

飾らなくなってしまった五月人形は、どのように処分したら良いのでしょうか。長い間、子供の成長を見守ってきた人形を粗大ゴミとして粗末に扱うのは心許ないと感じる人も決して少なくはないでしょう。実際に、古くから、「人形には魂が宿る」という言い伝えがあり、不要になった人形も、決して粗末に扱ってはならないとされています。そのため、五月人形に限らず、雛人形や幼い頃から大切にしていたぬいぐるみなどは、神社やお寺で供養をし、お焚き上げをしてもらいましょう。供養をすることで、人形に感謝の気持ちを込めて、お別れを告げることができます。
神社やお寺で五月人形を供養してもらう場合は、近隣の神社やお寺に直接問い合わせ、五月人形の供養を行っているかどうか確認してから持ち込むようにしましょう。供養料は、人形一体につき5,000円が相場と言われていますが、人形の種類やサイズによっても異なります。ケースに入っているものや、サイズが大きいものは供養できない場合もあるため注意が必要です。

供養するのではなく、寄付するという方法もある

供養以外にも、児童養護施設やボランティア団体に「寄付」をして、再利用してもらう方法があります。寄付する場合は、こちらの意向を伝えつつ、しっかりと相手の要望に耳を傾けるようにしましょう。寄付先の子供たちに、心から喜んでもらえる形で寄付することが大切です。

いつまで飾るか明確なルールのない五月人形は、飾る役目を終えたと感じたときが、処分のタイミングと考えて良いでしょう。愛着のあるものほど、安易に粗大ゴミとして処分するのではなく、神社やお寺で供養をし、処分してもらうのをおすすめします。供養の際は、これまで子供の成長を見守ってくれたことに対し、心から感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。



園内のひとコマ
改葬の手引き
手続き・費用などお気軽にご相談ください
小冊子を無料進呈!

霊園・祭祀の基礎知識
お墓の選び方から法要・葬儀まで、霊園・祭祀の基礎知識をご紹介します。